終身安心日本版CCRC
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『介護』を最高にする!メルマガ
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──────────────────【vol.6】
こんにちは。IAO都市施設研究所の倉田敦夫です。
本メルマガをご登録頂き誠にありがとうございます。
『介護』とは・・・
「介護職員」
「介護施設」
「介護経営」
そして「要介護者」ご本人、そのご家族も指します。
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『介護』を最高にする!
これが、わたしの理念です…目的です。
では、第6号をどうぞ!
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▼ 最高な介護施設
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● 終身安心日本版CCRC
わたしが仕事で初めて特別養護老人ホーム(以下、特養という)を訪問したのは…
もう20年以上も前です。
当時は、介護保険法が施行される前で、いわゆる”措置の時代”と呼ばれていました…
今は180度変わり”経営の時代”です。
特養の全盛期を迎え、全国に整備されていきました。
※官僚と業者の癒着が事件になった…補助金ジャブジャブ時代。
そして20年経った今、特養も要介護3以上の重度向け施設になり、
その穴を埋める施設として、有料老人ホームやサ高住が登場してきました。
そして、これからは終身安心な『日本版CCRC』がもっと
日本中に増えることを願っています。
CCRCって??
「Continuing Care Retirement Community」の略称で、
わたしが生まれた頃、1970年代にアメリカで始まった概念で…
日本版に訳せば、高齢者が自立している段階でサ高住に移り住み、
たとえ要介護が重度になっても、あるいは認知症を患っても、
隣接する特養に転居し、終身で暮らすことができるコミュニティ。
では、日本版CCRCが…
なぜ安心??
ここでイメージしてください…とっても大きな敷地を。
そこに、80床ぐらいの特養と30戸ぐらいのサ高住が建っています。
特養には、1階にデイサービスもあり、20床のショートステイも。
常駐ではありませんが、医師も配置されています。
※世の中によくある一般的な特養です。
隣接するサ高住は、1階に地域に開いたカフェレストランもあり、
フィットネスジムのような健康増進施設も併設されています。
サ高住の朝昼夕の食事とは別に、カフェレストランでも別メニューが
味わえます。
サ高住は、常駐義務はありませんが24時間最低でも1人のスタッフ、
そして隣接する特養には夜勤のスタッフが働いています。
はいっ!
ここまでで…まず、安心を感じて頂けたのではないでしょうか?
必ず…誰かいます。
入居者同士はもちろんですが…スタッフが必ずいます。
孤独感も寂しさも皆無です…安全もあります。
では、費用はどうか?
人は亡くなる前に、費用負担がピークを迎えると言います。
家族のことを思えば、負担は軽いに越したことはありません。
サ高住は、賃貸住宅に様々な自費サービスが付加されています。
家賃、管理費、水道光熱費、食費、生活支援サービス費等です。
すべて含めて平均15万円~20万円程度でしょうか。
部屋の大きさや建物の豪華さで…当然家賃が変わってきます…
スタッフの多さやサービスの充実さでもかなり変わってきます。
介護が必要になっても軽度であればサ高住に住みながら、
介護保険サービスを受ければいい…ヘルパーさんも来ますし、
隣接する特養のデイサービスも使えます。送迎2~3分??
たとえ重度になっても、隣接する特養に転居すればいい…
特養の居室が個室ではなく、4人部屋であれば費用負担は
サ高住のときの負担よりも軽くなるのではないでしょうか?
昔は6人部屋、4人部屋(多床室と言います)の特養が多かった…
昨今はユニット型個室の特養が圧倒的に増えた…
でも、また多床室の特養が新築でも見直され始めています。
ここでポイントになるのが運営法人です。
特養とサ高住の運営母体が別々の法人や企業では成り立ちません。
同一の社会福祉法人、同一のグループ企業で運営を行っていることが
条件となります。
ハードもソフトも一体的でなければなりません。
最高な介護施設、高齢者住宅は…
日本版CCRCで実現できます。
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▼ 最高な介護生活
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● アフターコロナを見据えて…ニューノーマルケア?!
国が「新しい生活様式=ニューノーマル」を推奨しています。
コロナが去った後も…人はこのニューノーマルをやめられないでしょう。
ニューノーマルは、人の行動と意識を大きく変えていきます。
介護業界にとって、このニューノーマルは受け入れ難く、
経営方針や理念、職員の思いを根幹から揺るがすもの…
とりわけ、”手厚い介護”を看板に掲げてやってきた事業者にとって、
非接触が基本となるこのニューノーマルをどう捉えていけばいいのでしょうか。
介護保険法の”一丁目一番地”は、「自立支援」の理念です。
手厚い介護ではなく…
利用者の尊厳を保持し、その有する能力に応じ自立した日常生活の営みにあります。
”手をかけず目をかける”
”手厚さよりも見守りを”
ニューノーマルケアが、非接触で安全安心な介護だと位置付ければ…
リフトはその代表格となり、様々な介助ロボットも活躍の場が広がってきます。
すでに、介護施設内を自動運転し、利用者が自分で移動できる試験も進んでいます。
最高な介護生活は…安心安全はもちろんですが、
自尊心が傷つかず、
自分でできる可能性を感じたり、
自信を取り戻して生きる意味を得られる生活だと思います。
ニューノーマルケアがきっかけになれば最高です。
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▼ おわりに
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● 今月のオススメの映画
少しペースダウン?
それでも2日に1本は観ていますが…最近のわたしのヒット映画はこれっ!
『ベスト・オブ・メン ~人間の最高~』
今年はなくなりましたが…
この映画を観ると、必ずパラリンピックへの意識が変わります。
そう…オリンピックの起源は話題になっても、
パラリンピックの起源が話題になることは?
介護保険法の精神…それは”自立支援”
過保護、甘えが人間をダメにしていくことも感じます。
医療福祉関係者は必見の価値あり!
最後までお付き合いくださり、誠にありがとうございます。
感謝してます。
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▼ 「新しい生活様式」の実践例
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● 一人ひとりの基本的感染対策
□ 感染防止の3つの基本(身体的距離の確保、マスクの着用、手洗い)
□ 人との間隔は、できるだけ2メートル(最低1メートル)空ける。
□ 遊びにいくなら屋内より屋外を選ぶ。
□ 会話をする際は、可能な限り真正面を避ける。
□ 外出時、屋内にいるときは会話をするときは、症状がなくてもマスクを着用。
□ 家に帰ったらまず手や顔を洗う。できるだけすぐ着替える、シャワーを浴びる。
□ 手洗いは30秒程度かけて水と石けんで丁寧に洗う。(手指消毒薬の使用も可)
(注意)高齢者や持病のあるような重症化リスクの高い人と会う際には、体調管理をより厳重にする。
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▼ 人との接触を8割減らす、10のポイント
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●
【1】実家などへの帰省を避け、ビデオ通話によるオンライン帰省をすること
【2】スーパーでの買い物は、1人または少人数で、空いている時間に行うこと
【3】ジョギングは少人数で行い、公園はすいた時間・場所を選ぶこと
【4】急ぎではない買い物は通信販売で行うこと
【5】飲み会はオンラインで行うこと
【6】診療はオンラインなどによる遠隔診療で受けること
【7】筋トレやヨガは自宅で動画を活用して行うこと
【8】飲食は持ち帰りや宅配を利用すること
【9】仕事は在宅勤務で行い、通勤は医療・インフラ・物流など社会機能維持のための業種に限ること
【10】会話はマスクをつけて行うこと
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▼ コビッド19予防法10箇条
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《1》 こまめな手洗い、アルコール除菌
《2》 マスクをする
《3》 「3密(密閉空間、密集場所、密接場面)」を避ける
《4》 目、鼻、口にむやみに触れない
《5》 せき、くしゃみのエチケットを徹底
《6》 部屋を換気する
《7》 濃厚接触(互いに手を伸ばしたら届く距離で2メートル程度)を避ける
《8》 不要不急の外出はしない
《9》 十分な睡眠をとる
《10》 体調不良の時は無理せず仕事を休む
※厚生労働省のホームページより
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編集・発行:
株式会社IAO都市施設研究所 執行役員
経営コンサルタント 倉田 敦夫
〒550-0005 大阪市西区西本町1-4-1
オリックス本町ビル5F
Webサイト:http://senior-living.jp/
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